わが融通無碍の旅路

どこから来てどこに行くのでしょうか・・・

ザ・ビートルズ・クラブの損益計算書・貸借対照表

一昨日The Beatles Clubから月刊の会報誌「The Beatles」が届きました。
同封されていたのが「ビートルズ・クラブ・ファンミーティング×リンゴ☆スター バースデイ・パーティー」と、「夏休みビートルズ納涼祭のお知らせ」という2枚のチラシ。
↓これです。↓
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↓裏面です。↓イメージ 2

見た瞬間、「あぁ、楽しそうだけど、どうせまた東京でしかやらないだろうなぁ。大阪なんかでもやってくれたらいいのになぁ。」と思いながら目を通していくと、やっぱりそうでした。どちらのイベントも東京でのみ。
仕方ないわ...と、でもまぁ、「どんなことやるのかなぁ」とじっくり内容を読んでいると、
「何じゃ、こりゃぁ~?!」
と思わず声に出してしまったのは、その参加費です。
↓これです。
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↓コレです。!
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ポールのコンサートのチケット代に及ぼうかというこの値段!

「え?会場はどこ?何か凄いところ?ライオン銀座店?ライオンって、あのビヤホールのライオン?何があるからこんな金額になるの?」と、会場代がもの凄く掛かるのか?と思って、クラシックホール ライオン銀座店をウェブで検索してみたら、昭和9年創建の歴史と趣のあるビアレストランとあり、なかなかいい感じのレトロ趣味のホールでした。一番お高いパーティープランが「着席オンテーブル」2時間飲み放題付 全8品 8,000円(税込)コース-銀座貸切-30名~」でして、この金額に更に8,200円プラスして納涼祭参加費16,200円。

飲食のほかにどんな凄いアトラクションがあるのかな?と思って、もーっとじーっくりチラシの内容を読んでみましたが、特別ゲストがある訳でも無し、チャリティ・オークションはあるけど、これはオークションを落札する費用は当然別勘定だし、「リンゴ・ゲーム」と銘打ったビンゴ・ゲームは「豪華賞品」が幾つか用意されているようだけど数量は明記してありません。賞品の金額を一点ずつ見積もって考えてみたって、一人あたり8,200円余分に集めなければ用意できないような賞品が用意されているようには思えないのですが...(チラシでは分からないのでこちらをご覧ください→BCCの公式サイトの納涼祭の案内ページ)。


一方、「リンゴ☆スター バースデイ・パーティー」の方も、会場はハワイアンカフェ Kaila(カイラ)(東京・渋谷モディ9F)、イベント内容は「ザ・ビートルズ・クラブ代表斉藤早苗とCBCアナウンサー重盛啓之によるビートルズ最新事情のトークショー」、ハワイアン料理6種類とデザートのビュッフェスタイル(飲み放題)、リンゴが全世界に開催を呼びかける平和と愛のイベント「ピース&ラブ・サリュート(『みんなで集まって住んでいる地域の正午に「ピース&ラブ」と声をかけあうことで少しでも世界が平和に近くはずだというコンセプト』)」と、皆でリンゴにハッピーバースデーとイエローサブマリン歌ってあげましょう!というもの。これに「おみやげ」が付いて9,800円。「おみやげ」が何なのかはチラシでもBCCの案内ページでも明らかではありません。

「野暮なこと言うなよ。雰囲気代なんだよ」と言われれば返す言葉はありません。でもこの値段なら東京に住んでても行く気が起こるかな?

BCCの活動は本当に「ファンのための活動」になっているんでしょうか?
会報上でかなりのページ数を割いてBCCの大事な収入源になっていると思われる通販も、CD・DVDなどはネットで探せば他でももっと安く入手でき、BCCでの販売価格は決してファン向けとは思えません。特典!として、例えば「生写真のプレゼント」なんか付けてくれたって、大昔の銀塩写真のなら分かるけど、デジタルデータを使ってプリンタで作った写真だから魅力なんて殆ど感じないし。

独りよがりの活動に陥っているように思います。
BCCは会員からの請求があれば損益計算書貸借対照表を開示するのでしょうか?一度聞いてみたくなりました。作っていないのでしょうか? HP上には掲載されていませんでした。会員規約なんかに閲覧手続きについての記述があるかなと調べましたが、やはりHP上では分かりませんでした。メールでの問い合わせは受け付けておらず、電話か郵便でしか受け付けていません。