12月18日 ポールの新譜!
新型コロナウィルス禍にあって、何もなければいつものように世界中をツアーで飛び回ってたであろうポールは、家に籠ってのアニメの短編映画用の音楽を作る過程で、自身の未発表曲・未完成曲を手入れ直し余分なものは削ぎ落とし、こうしてみては?と試し、納得いくものが出来ていき、アルバムとして纏められる程になったと確信した。タイトルは『マッカートニーⅢ(McCartney Ⅲ)』。全曲すべてポールの演奏で作ったので過去の「マッカートニー」、「マッカートニーⅡ」と同じように呼ぶのがふさわしいと自身でも思ったそうです。
前作の「エジプト・ステーション」からわずか2年での新作。100%ひとりで作詞・作曲・演奏・録音の手作りで、どんなものなんだろうと興味津々で予約購入。
予約段階ではジャケットのサイコロは白色で、背景の黒とのコントラストがシンプルで印象的なモノだったのですが、知らないうちにボーナス・トラック4曲が入った「スペシャル・エディション」となって、この通り赤いサイコロのジャケットに変わっていました。ジャケット・デザインとしては黒背景の白サイコロの方がシンプルで良かったんですけど。もちろんボーナス・トラックなしの黒背景の白サイコロジャケットの通常版も販売してるけど。ポールはこのジャケット変更を知ってるのかな。
裏面はポールが黙想してます。帯の中ほどに通常版の宣伝があります。
ブックレットはオリジナルに加え日本語版もあります。
ブックレット裏面には「MADE IN ROCKDOWN」と、「Lockdown(封鎖)」をもじって「LockdownでRockも好きなように出来ない中で作られた」とポールは言いたいのだと思います。
ポールと家族などの写真がたくさん載ってます。
おまけでもらった1枚物のA4サイズのカレンダー。
で、全英アルバム・チャート1位を達成したとのことで、収録曲の内容ですが、
1回目通しで聴いたファースト・インプレッションは、正直「ウーン」でした。「ん?これはイイ」と思う曲もありましたが、単調な感じの曲、冗長な曲のインパクトが大きくて全体的には「ウーン」な出来だと思いました。
でもやはりポールのファン心理から来る「肯定バイアス」のせいか、何回か聴いているうちに「まぁまぁいいやん。いや、イイ。」となってしまいました。
特にお気に入りを挙げるとすればPretty Boys、Winter Bird / When Winter Comes、Find My Wayといったところです。いやいや、やっぱり全部かな。